#7- 小学校受験に必要なお金

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こんにちは。

All about Ojuken運営事務局です。

 

さて、今回は「小学校受験に必要なお金」についてです。

 

小学校受験では、「言語」「数量」「図形」「推理」「常識」などの項目別に出題されるペーパーテスト以外にも、集団や個別による行動観察、絵画や制作、運動テスト、そして本人への面接に加え、親の面接や願書の内容までが評価の対象となります。

ここまで広範囲にわたる入学試験は、小学校をおいてほかにはないと思います。

したがって、すべてをカバーするための準備と対策には、その費用も相当な額にのぼることとなります。

小学校受験を考えるほとんどの家庭が、正会員として幼児教室を利用しています。

週1回の総合コースが6万~8万円、学校別や教科重点別コース5万~7万円

これだけでも月に11万円を超える出費になります。

加えて、夏期講習や直前講習、そして学校別の模擬テストや面接用の衣服などにかかる費用が見込まれます。

1年間の準備費用は、ざっと200万~300万円の費用になります。

2年間の準備期を考えて受験をする家庭もありますので、それは大きな費用になります。

このように、小学校受験にはかなりの費用がかかります。

金銭的に余裕がある場合は別として、気が付いたら多額の流出に大慌てする事態にならないとも限りません。

1年間の準備に費やすお金は、手間暇かけて子供を小学校受験に導く費用としては、その後の中学や高校もしくは大学受験の比ではありません。

残念ながら、出費に比例して、合格の確率が必ずしも高くなるとは限りません。

私の今までの経験から単願(多くても2校まで)での受験を考えている家庭は、小学校受験に対する姿勢、志望動機や理由がしっかりしていることが多く、基礎をしっかりと繰り返し、その上で選択と集中に徹しています。

冷静な目で子供を観察しているためか、弱点領域も明確にして克服しているようです。

したがって、手に余るほどの授業を取ることもありませんし、また子供達もしっかりとして、自立しているように見えました。

単願での受験方法で準備をするには、早い段階で志望校を決めないとできないことです。

どちらにしても、子供のことを一番よく知っていて、いつも一緒にいるのが親ですので、どのような方向に導いて行ったら良いのか、親の考え方で大きく変わります

幼児教室の先生がおっしゃるには、受かる子はいくつも合格を手にし、受からない子はひとつも合格をいただけないことが毎年起こります、と。

かけがえのない大事な子供のために、なんとか合格を手にしたいとの強い願いから、出費を抑えるのは想像以上に難しいものです。

ラストスパートに入って、周囲の親御さんの様子を尻目に、こうした費用を抑えて効率的な準備を行うために、家庭での生活や学習習慣が基本であることを肝に銘じて、費用の上限を設定します。

また志望対象校を、出題傾向が類似している小学校から選択したり、テキストは手を広げずに同じものを繰り返すことに注力し、可能なら、受験を経験された方から学習用の教材を譲り受けて利用するのも良いでしょう。

加えて、教材やテキスト、考査や面接用グッズの再利用、リサイクル、譲り受けの機会がどうして少ないのか、不思議に感じていました。

実際、我が家も受験を終えた後、お受験グッズは眠ったままになっていました。

積み木、ブロック、パズル、時計、天秤の類などや、考査や面接用にと購入した子供の衣服などです。

もちろん衣服や靴、手提げなどで合否が決まることは全くありません。

それは誰の目にも明らかです。

子供の初めての入学試験ですので、見劣りしない品々を買いそろえる気持ちは、私にも十分理解できますし、私も全て新品のものを用意して臨みました。

しかし、費用を抑えることを考えると、幼児教室以外の出費で、この部分も多額の出費になります。

スケジュールとタイミングにもよりますが、合格をいただくたびに、数日後(学校によっては次の日もある)の指定された時間までに30万円前後の入学金を納入することになります。

通常、返金はありませんので、複数校から合格を頂いた場合には、入学切符を担保しておきたいために、その都度返金のない入学金を納入することになります。

加えて、補欠を手にしたときには、この状況を一層複雑にさせます。

受験準備費用に加えて、このような入学担保の手付け金も重なって、一気に高額になる可能性が十分にあります。

入学前にもかかわらず、銀行口座から次々とお金が流出することへの覚悟も必要となります。

 

今日はここまでです。

それではまた!

 

All about Ojuken運営事務局

 

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