こんにちは。
All about Ojuken運営事務局です。
今回は「生活習慣」についてです。
身につけるのが簡単なようで大変なのが生活習慣です。
毎日の生活を今一度振り返り、考えてみましょう。
家庭での「生活習慣」には特に留意し、親が主導する教育的な働きかけが必要になると思います。
生活習慣がしっかり身についたなら、受験準備の場合はできていると考えても過言ではありません。
ただし、一朝一夕に体得できるほど易しいものではなく、規則正しい毎日の生活・行動を積み重ねる以外に身につく方法はありません。
特に起床と就寝の時間は徹底したいものです。
そして、規則正しい三食の食事や食事の時間などは、何にもまして重要な生活習慣です。
食育の上からも大変重要に思います。
また「おはよう」「おやすみなさい」「いただきます」などの挨拶や着替え、洗面、歯磨き、食事の配膳や後片付けなどが自然に身につくように、是非とも規則正しい生活を毎日送るように日頃より徹底したいところです。
毎日、同じ時間に同じことを繰り返す行動は簡単なように思われますが、子供にはいまひとつ退屈なようです。
色々と工夫をして楽しく繰り返すことで、習慣として体得できたこともあります。
このような「生活力」を備えた環境を整えるのは、大人である親の責任に他なりません。
仮に、知識の積み重ねが功を奏し、希望の小学校に入学できたとしても、生活環境や社会環境の中で、自分自身の役割や節度を持った主体的な行動ができないとなれば、入学後、難題が待ち構えていることになるでしょう。
私はこの35年間、私立小学校の受験に携わってきましたが、何人か入学して早い時期に転校したお子さんがいます。
一番早く異変が出たお子さんで、5月の連休の後、学校を休みがちになり、だらだらと登校したり休んだりの繰り返しで、初めは1カ月を通して登校の日数がお休みの日数より多いのですが、だんだん逆転して、お休みの日数が多くなり、そのうち登校しなくなります。
このようにならないためにも、生活習慣をしっかりと体得したいものです。
また礼儀やマナーなど、巧緻性への取り組みにもつながりますが、しっかりとした生活習慣の土台の上において、子供との約束をひとつひとつ加えて自立心を促すことができるのであれば大成功です。
学校側は、様々な角度から子供の本当の姿を見極めようと本番の試験を準備しますが、残念なことに1回勝負の本番の考査では、表面的に目に見える測定可能な項目が中心になりがちのように思います。
今日はここまでです。
それではまた!
All about Ojuken運営事務局