#4- 合格、不合格、そして補欠

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こんにちは。

All about Ojuken運営事務局です。

 

さて、今回は「合格、不合格、そして補欠」についてです。

 

受験も終わり、いよいよ天命を待つ時がやってきました。

6歳児(受験のときには、まだ6歳になっていない子供もいる)とはいえ、当然ながら、受験には「合否」はつきものです。

子供の成長と将来の青写真を思い描いて、志望校を深く吟味した結果の受験であるはずですので、結果として、最終的に難関校といわれる学校がそろってしまうこともありますが、納得のいかない気持ちや妥協で受験したくないと思います。

子供の努力と成長を固く信じ、合否は「時の運」と受験当日の「体調次第」と割り切って、晴れやかな気持ちで当日を迎えられたら最高です。

受験した学校の中から1校でも「合格!」をいただければ、小学校受験は目標達成で「大成功」となります。

また単願(1校だけの受験)、もしくは2校だけの受験を選ぶ方々も多くいらっしゃいます。

合否は別として、いずれも子供の将来に寄せる考えが明確な方が多いようです。

反対に、1年以上も受験準備に費やした時間と膨大な出費を無駄にしたくないとの思いからでしょうか、何としても私立小学校への入学を切望し、10校にも及ぶ小学校を受験して回る方をも見てきました。

これでは、そもそも私立小学校を志願した理由はどこにあるのかと問いたくなります。

「志願校とは志を持って入学を願う学校」のはずです。

 

多くの場合、試験(考査日)から数日後には合格・不合格の通知を受け取りますが、受験期間中であるので、親は心の中で一喜一憂しながら、子供に対して結果をどのように伝えるのかを十分留意して考えておくことが重要です。

6歳といえども、受験したことをはっきりと意識していますので、「憧れの学校に入学できるのか否か」を期待して待っています。

結果はどちらでも、後は振り向かず、子供と前向きなお話をしたいものです。

合格通知の方法も、郵送や学校での手渡し、合格者番号の張り出しと、大きく3通りです。

発表当日は朝から緊張し、郵便ポストを何回か覗き、ドキドキして迎えることになるでしょう。

また、合格通知の中には、合格でも不合格でもない「補欠」の通知があることも留意してください。

ほとんどの志願者が、併願校として複数校を受験します。

そして、複数の合格を頂いた場合、入学を辞退することになりますので、後で「補欠」の方は繰り上げ合格となります。

多くの学校は詳細を公表していませんが、数名の補欠合格から数十名の補欠合格を出しているようです。

私の身近な方に、「慶応義塾幼稚舎女児、補欠の1番」が回ってこなかった残念なこともありました。

通常、繰り上げ合格の連絡をいただくには、補欠の対象者の「補欠番号」が何番かにもよります。

早い番号でしたら早く連絡が来ます。

だいたい数週間のようですが、例外なこともあります。

入学手続きを済ませた後になって、お父様の海外赴任で入学を断念せざるを得ない場合などがあって、まれにですが、年が明けてから繰り上げ合格の連絡をいただくこともあると聞いたことがあります。

「補欠」を頂いた場合には、例年どのくらいの人数に繰り上げがあるのか、また、いつ頃までに連絡があるのか、などの不安な気持ちで連絡を待つことになります。

また、その年によって状況も違いますので、もし不安な気持ちで判断や決断に迷う場合は、ストレートに学校に問い合わせてみる方が賢明です。

小学校の受験では、合格と不合格は紙一重です。

受験当日の子供の気持ちの高揚次第という一面も大きく結果に影響します。

したがって、倍率10倍以上の超難関私立小学校に合格しながらも、他の受験校は全敗というケースも聞かれます。

仮に、同じ受験者の子供達に、翌日再度同じ試験内容を受けさせたとしたら、合格者の半分は違っているともいわれます。

ですから、子供の気持ちを受験当日に高揚した状態に持っていくことは、いつも一緒にいる親にしか分からないことであって、親にしかできないことなのです。

そのような状況であることを初めから割り切って受験をし、合否を受け止めた方が、精神的にも健全ではないでしょうか。

これから社会への階段を上がっていこうとしている子供たちです。

合否という結果だけを求めて、歓喜の声や挫折感を引きずるようなことはなく、むしろ本番までに、家族みんなで過ごした時間や、家庭の内外での経験や体験をした数々の事実とプロセスに価値を求めるべきではないでしょうか。

 

今日はここまでです。

それではまた!

 

All about Ojuken運営事務局

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