#17- 関係者の子供は合格しやすい?

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皆さま、こんにちは。

All about Ojuken運営事務局です。

 

さて今回は、「関係者の子供は合格しやすい?」についてです。

 

幼稚園や幼児教室で、受験を考えているお母様から、まことしやかに色々な噂を耳にされたことがあると思います。

 

小学校受験を考えているほとんどのご家庭で、縁故の有無や、またご両親の職業がどの程度合否に影響するのか気にされているようです。

 

小学校受験では「合格」したことを「ご縁を頂きました」と言います。

この表現からもわかるように、受験なのですが、学校と家庭のお見合いという色合いもあるのが小学校の受験です。

 

このお見合いでは、お子様が生まれてから今までの6年間をどのように育ってきたかを、たくさんの項目でテストをされ、判断されるわけです。

ご両親もどのような考え方なのか、面接でしっかりと問われることになります。

また、学校行事に保護者が参加することも多く、中学校に比べ、ご家庭と学校との関わりは密なものとなります。

したがって、入学試験では、お子様だけではなく、ご両親も学校にふさわしいのかどうかを面接で確認されます。

 

また、公立小学校とは異なり、独自の教育法や宗教があることは珍しくありません。

そのため、学校運営を円滑に進めるために、ご家庭の協力が不可欠となります。

だからこそ学校に誇りと愛情があり、理解を示しているご家庭のお子様に入学してほしいと学校側は考えています。

結果として、愛好心の強い卒業生や職員の方は、お子様を合格させるには、どのように育てたら良いのか熟知しています。

その点においては有利と言えば有利と言えます。

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縁故について

私が35年前、子供を幼稚園に通わせているときに、

「今度受験する学校は祖父・父・この子で3代です」

「このカトリックの学校は、祖母・自分・この子で3代です」

とおっしゃるお母様が何人もおりました。

そのお母様たちのお子様の育て方のしっかりしていることに感銘を受けるとともに、私の反省の材料をたくさん頂き、私自身も成長したように思います。

しかし、卒業生を父母に持つ子供でも、ご縁を頂けない子はたくさんいます。

 

また、このような例もありました。

子供が受験する小学校の教師に祖母がいて、子供の母がその学校の卒業生でもご縁をいただけなかったケースがあり、私も驚きました。

行動観察の面は問題なかったものの、ペーパーの面で弱かったと聞きました。

この学校は、縁故ということは全く関係ないということがわかりました。

反対に、親族に卒業生がいなくてもご縁をいただく子もたくさんいます。

最近ではどの学校でも、ご両親が出身者でない子供が増えてきました。

私自身も子供の受験校には縁故もありませんし、卒業生でもありませんが、ご縁を頂きました。

したがって、縁故の有無を気にする必要はありません。

両親の職業は合否に影響する?

受験にあたって、ご両親がもう一つ気にされているのが、ご両親の職業です。

私立小学校では、ご両親の職業を色眼鏡で見るためではなく、授業料を滞りなく払い続けることができる職業についているかが知りたいのです。

きちんと職についているのであれば問題ありません。

願書の備考欄や面接で、お父様の職業を聞かれることが当然のようにありますが、これは授業料を払い続けることができるか、確認されていると考えると良いと思います。

医師や経営者の家庭のお子様でなければ合格できないということは決してありません。

今まで35年もの間、小学校受験に携わって、縁故関係の受験、お父様の職業(医者、弁護士、国会議員、会社経営者)の子供の受験を色々見てきました。

その方たちのお子様が全て合格するとは限りません。

余談ですが、ご両親の職業が芸能人である場合、あまり好まない学校もあります。

そのような学校は、子供のテレビ出演は禁止になっています。

また、芸能人の子供がたくさん通われている学校もあります。

在校生の中に芸能人の子供がいらっしゃるかどうかで判断できると思います。

 

きょうはここまでです。

それではまた!

 

All about Ojuken運営事務局

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