#15- 志望校選択時に注意すること ②人気のある国立大学付属小学校は国の研究機関であることを理解しておくこと

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皆さま、こんにちは。

All about Ojuken運営事務局です。

 

さて今回は「志望校選択時に注意すること ②人気のある国立大学付属小学校は国の研究機関であることを理解しておくこと」についてです。

 

国立大学附属小学校の合格の切符を頂いたら、大学までストレートに進めるように思いますが、それはただの勘違いです。

小学校から中学校へは進めるとしても、高校入学は成績が重要視されるので、なかなか大変です。

国立大学付属小学校に関して基礎から考えてみましょう。

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国立小学校は研究機関の付属施設

首都圏には、筑波大学附属小学校、東京学芸大学竹早小学校、お茶の水女子大学附属小学校など、国立小学校が10校あります。

国立小学校は、私立小学校ほど学費が高額ではありません。

また、全国各地の現職の小学校教員を、研修のため長期間受け入れています。

海外の教育学者の教育視察への対応も行っています。

日本の初等教育の先進的な役割を担っているのです。

小学校から準教科担任制を採用している学校もみられ、質の高い先進的な教育を受けることができます。

そのために、教育熱心な家庭に大変人気があります。

ただし、国立小学校は、国の研究機関の付属施設という位置づけであり、あくまで受験対応校ではないことを理解しておきましょう。

 

受験には対応しにくい

国立大学付属小学校、中学校、高校のカリキュラムは、いずれも、受験に対応することよりも、先進的な教育の研究を優先にしています。

国立小学校に入学すると、中学受験か高校受験、大学受験のいずれかのタイミングで受験することになります。

小学校入学時に、併設中学、併設高校の高い進学の実績を知り、学校のカリキュラムをしっかりこなすことで受験に対応できると考えている家庭があります。

しかし、国立大学の付属小学校や中学校、高校では、受験勉強に直結しない試験的なカリキュラムも多くあります。

中学進学時に外部への進学を検討する場合は、国立小学校で課されるカリキュラムよりも、質や量ともに子供にとって負担が大きいもの(受験に直結しないものも多々あります)をこなしつつも、中学受験の勉強をしなくてはなりません。

私の身内でも、国立大学付属小学校に入学したものの、この先の中学、高校、大学、を考えて中学受験をしました。

「学業もこなしながらの中学受験は、本当に大変でした」とおっしゃっていました。

また、国立小学校に入学後、教育実習生の授業が多いことに保護者は不満を訴える場合もあります。

そもそも、国立大学付属小学校は、国の研究機関の付属の施設です。

実習生の授業が多いのは当然のことです。

このように、学校のカリキュラムが受験対応でなく、教育実習生の授業が多いとはいえ、教育熱心な家庭の子供が通っているのは事実です。

大多数の子供が、様々な塾や習いごとに通っています。

教育に対する意識の高いお友達と、学業や課外活動を通じて切磋琢磨できる環境が整っていることなどが、国立小学校の魅力といえるでしょう。

 

きょうはここまでです。

それではまた!

All about Ojuken運営事務局

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