皆さま、こんにちは。
All about Ojuken運営事務局です。
さて今回は「志望校選択時に注意すること ①宗教系の学校を受験するにあたってどのような対策が必要か」についてです。
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学校への理解
信者のご家庭では何も問題ありませんが、小学校で初めてキリスト教に接するご家庭の子供の受験は、面接で多くの質問をされることは間違いないです。
宗教に対して理解があるかを問われるのであって、入信を望まれることはありません。
また、「無宗教ではキリスト教系の学校に入れないのではないか」と心配されるご家庭がよくあります。
しかし、学校側が子供やご家庭をキリスト教の信者のみに限定して合格させることはありません。
実際、キリスト教系の学校では、生徒が信者であるパーセンテージは約15%です。
ただ、小学校では、中学・高校よりも、家庭と学校が連携をして子供を育てていきます。
志望校の建学の精神や教育理念などに宗教色が反映されているのでしたら、ご両親も真摯に宗教を学ぼうとする意思を持ち、また理解しようとする姿勢も必要です。
子供がキリスト教の小学校に入学をしたら、学校では、食前の感謝の祈りや終礼時の祈りを習い、お祈りに始まりお祈りで終わる学校生活を送ることでしょう。
また、宗教行事として、イースターや昇天日、クリスマスなどを経験し、聖書についても学んでくるでしょう。
そして、それらの宗教的体験をご両親にお話しするでしょう。
そのときに、お父様、お母様は、子供の言葉に耳を傾けることができるでしょうか。
それは難しいということでしたら、宗教系の学校に対する理解があるとは言えないでしょう。
面接で聞かれること
宗教系の学校では、学校説明会で配布されるアンケートや試験の面接で、宗教に対してご両親がどのように考えているのかを必ず質問されます。
「本校の宗教について理解していますか」
「本校は宗教教育を行っております。ミサなどがありますが出席に支障はありますか」
「キリスト教の学校を選んだ理由を教えてください」
といったものです。
志望校への理解を深めるため、教会に足を運んだことがあれば、そこでの経験をもとに、エピソードを交えながら、これらの質問に説得力のある回答ができます。
改宗をする必要はないのですが、志望校と関係のある教会に、日曜礼拝があれば一度訪ねておくとよいでしょう。
真摯に、志望校の宗教に理解を示そうという姿勢こそ、面接の際に試験官に良い印象を与えます。
そのようなことを考えると、子供が小さいときからキリスト教の学校に進ませたいとご両親がお考えの場合は、キリスト教の幼稚園に入れるのが良いかもしれません。
その分、小学校受験の面接では、もうすでに宗教に対して理解があると判断されると思います。
きょうはここまでです。
それではまた!
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