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志望校を選択する
色々な学校があり、カラーも素顔も皆ちがいます。
どの学校の校風や教育理念が我が家庭に合っているのか、ご両親でよく研究していただきたいと思います。
志望校で注意すべき点は、宗教系の学校があることです。
志望校の建学の精神や教育理念に宗教色が反映されているのであれば、ご両親も真摯に宗教を学ぼうとする意志を持ち、理解しようとする姿勢が必要です。
子供がキリスト教の小学校に入学すれば、学校で、お祈りから始まり、お祈りで終わる学校生活を送ってくるでしょう。
また、イースターや昇天日、クリスマスなどの宗教行事を経験し、聖書について学んでくるでしょう。
そして、それらの宗教的経験をご両親にお話するでしょう。
その時、ご両親は子供の言葉に耳を傾けることができるでしょうか。
それが難しいというのであれば、初めから選択肢からはずされたほうが良いかもしれません。
もちろん改宗をする必要はありません。
キリスト教の学校で、ご家庭がキリスト教というのは15%くらいです。
国立大学付属小学校について
まず、国の研究機関であることを理解しておくことが大事です。
首都圏には、筑波大学附属小学校、お茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大学附属竹早小学校など、国立小学校が10校あります。
国立小学校は私立小学校ほど学費が高額ではありません。
また、全国各地の現職の小学校教員を研修のため長期間受け入れをしています。
海外の教育学者の教育視察への対応なども行っています。
日本の初等教育の先進的役割を担っているのです。
小学校から準教科担任制を採用している学校も多く、質の高い先進的な教育を受けることができます。
そのため、教育熱心なご家庭に大変人気があります。
ただし、国立小学校は国の研究機関の付属施設という位置づけであり、受験対応校でないことを理解しておきましょう。
また、国立小学校に入学後、教育実習生の授業が多いことに不満を訴える保護者もいますが、そもそも国立大学付属小学校は、国の研究機関の付属施設なので、実習生の授業が多いのは当然です。
このように、学校のカリキュラムが受験対応ではなく、教育実習生の授業が多いとはいえ、教育熱心なご家庭の子供が通っているのは事実です。
大多数の子供が様々な塾や習い事に通っています。
意識の高いお友達と学業や課外活動を通じて切磋琢磨できる環境が整っていることも、国立小学校の魅力といえると思います。
ここでの受験校決定は動かせないものではありません。
決まりましたら、選んだ学校の過去問題集を購入してください。
おすすめは、「伸芽会」の有名小学校別過去入試問題集です。
問題の精度が高いため、おすすめです。
また、大手の「ジャック幼児研究所」の学校別対策クラスは、傾向と対策を研究しつくした熟練の賜物です。
何度も出題問題をピタリと当てて、高い合格率を続けています。
そして、志望校の入試問題をしっかりと把握しましょう。
入試問題集を購入したからといって、今の時点で子供には、絶対にやらせたり、質問をしたりしないでください。
ただ、両親がどの様な問題が出ているのか把握しておくのに必要です。
この時点では、子供はできないのが当然です。
最初は、子供が得意なものや、少しやさしいものを与え、自信をつけさせます。
子供が「もっと学びたい」という気持ちにスイッチを入れることができたならば、お母さんの勝ちです。
入試直前も同じです。
苦手なものではなく、得意なものに取り組ませてあげましょう。
子供に自信を持たせるためです。
面接では、子供が明るい顔をしているかどうか、学校側はとてもよく見ています。