お受験の幼児教室はいつから始めたら良いのでしょうか。
私の考えでは、受験まで2年間は必要ではないかと思います。
もちろん受験する学校にもよりますが、大きく分ければ学校のタイプは、A:行動観察重視型と、B:ペーパー重視型があります。
また、A+Bの学校もあり(Aの割合とBの割合は学校によって違います)、受ける小学校の求めるものは、10校あれば10校とも違います。それが学校の顔なのです。
幼児教室の準備期間が短いと、受ける学校の幅も狭まるように思います。
色々な考え方がありますが、受験準備ができあがった段階で、我が子はどのタイプなのか?ではなく、逆算してどこの学校を受験するからどのように2年間でもっていくか、ではないかと思います。
例えば、両親が我が子を医者にしたいと思っているとします。
両親は子供を高校になって大学受験の時に医学部に入るように頑張れば良いと思いますか?
それでは遅いのです。
逆算して医者にするにはどうすれば良いか。
中学校受験(中高一貫教育が多い)で90%は決まります。
現役の医師の統計でも出ています。
極端な話ですが、A:医学部合格の確率が5%の高校、B:医学部合格の確率が80%の高校、この2つがあったとしたら、おそらくあなたはお子さんをB高校に通わせたいと思いますよね。
まず、B高校に入れるよう頑張りますね。それが逆算なのです。
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行動観察重視型の小学校
行動観察を特に重視する学校は、女子校のカトリックの小学校、雙葉(四谷)、田園調布雙葉、横浜雙葉、聖心などに多く見られます。
田園調布雙葉の校長様がおっしゃった言葉ですが「入学試験のときにおままごとで行動観察されると、家の中がハダカになります。お父様、お母様の会話や、家庭での立ち位置、夕食のメニューから犬の名前まで、おままごとの中に家庭のコピー図が再現されます。この部分だけは付け焼刃ではいかない、6年間の家庭での育ちが垣間見える恐ろしいところであります」と。もちろんペーパーもできなければなりません。
ペーパー重視型の小学校
ペーパー重視は暁星、成蹊などがあり、慶応幼稚舎は運動、絵画制作や巧緻性を求められ、自己アピールのできる子供を求めます。
2年間の準備期間があれば、受ける学校の説明会などにも前年度から足を運び、在校生の様子、学校の雰囲気や、校長先生のお話など、一字一句もおろそかにしない気持ちで準備ができたらきっと良い方向へ向かうと思います。
合格する子供のタイプは、たくましくて頭の良い子、文武両道であること。
好奇心があり、勉強も遊びも一生懸命で、物おじせず、礼儀正しく、友達も多く、大きな声の出る素直な子。
チャレンジ精神を持った順応力のある、光っている子供です。
親子関係で男の子の場合は、父親からの影響度が低い子供は合格が望めません。
父親の考え方や生き方、また父親が子供にどのように生きる姿勢を見せてきたかが問われます。
女の子の場合は、母親の影響を受けやすいので、凛とした態度で子共に接することが望ましいです。
行動観察では、大人と目線を合わせることができなかったり、自分を出せなかったりする子供も合格が望めません。
大人の前でも、ひるまず自然でいられる子、絵画制作やおままごとなども楽しんでできる子が望ましいです。
とにかく何に対しても両親は否定的な態度はとらず、先に8割ほめて、2割注意し、子供に自信をつけさせてあげましょう。
幼児教室の内容に関しては、専門職の方にお任せしたいと思います。
「お話の記憶」「数量」「常識」「比較」「推理思考」「お絵かき」「運動」「言語」「迷路」「構成」「記憶」「仲間分け」「系列完成」「模写点図形」「位置」「観察力」「昔話」「お話の理解」などの分野があります。
例えば、「お話の記憶」でも「お絵かき」「数量」何でも良いのですが、不得意なものを伸ばす方法とか、もっと後になるかと思いますが、記事にしてきたいと思っております。